チェコログ

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ホビット族について纏めてみた

ロードオブザリングの原作小説『指輪物語』を読んでいます。

ロードオブザリングには様々な種族がいますが、主人公のフロドたち“ホビット族”に関しては映画内ではあまり詳しく解説されていません。

“小さい人”
“のどかなところに住んでいる”
“陽気”

といった印象でしょうか。

原作小説『指輪物語』の第1巻の冒頭にホビット族について書かれているのですが、ストーリーとは直接関係ないので飛ばしてしまいそうなところです。
ですので、ここでホビット族について書かれた部分を読んだ内容を簡単に纏めてみようかと思います。
※あくまで小説での設定であり、映画版に全てが当てはまるかはわかりません。


ホビット族について

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容姿

身長は2〜3フィート(役60〜90cm)未満。
昔は4フィート(役120cm)近いホビット族もいたが、次第に小さくなり現在は3フィートに届かない者がほとんど。

体型は身長が比較的近いドワーフ族ほど“ずんぐり”とも“ガッシリ”ともしていない。

いわゆる“美しい”顔立ちよりも、“人の良い”顔をしている。
明るい目をしており、頬に赤みがある。

靴を履くことがなく、そのかわりに足の裏が皮のように硬く、濃い捲き毛が生えている。

視力と聴力がよく、人が近づいてくる足音を聞き分け音もなく素早く隠れることができる。

性格

基本的に表には出たがらない。
平和や静けさと良く耕された田園を好む。

心ゆくまで笑い、よく食べ、よく飲み、軽い冗談を交わす。
相手に惜しげもなく与え、貰う時は喜んで貰う。

エルフ族やドワーフ族に比べると比較的人間に近く、独特の訛りで人の言葉を話すが、人間と血の繋がりがあるかは不明。

手先が器用で道具の使い方が上手いが、
炉、ふいご(炉に空気を送る道具)、水車、手織りバタより複雑な道具は好まず使わない。


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ホビット族の戦闘能力

もともとホビット族は交戦的ではなく、ホビット族同士でも戦っていない。
はるか昔に“やむを得ず”戦ったことがあるだけ。
武器も所持はしているが、大抵はトロフィーとして暖炉の上や壁に立てかけて飾ってあるのみ。
しかし窮地に立てば豪胆不敵となり、必要ならば武器を扱って戦う。

弓の名手

優れた視力と聴力を活かし離れた位置の相手を素早く察知することができる。
それを活かし弓を扱うことに長けており、的を外さない。
遠隔攻撃は弓だけでなく、投石も行う。
特にホビット族が身を屈めて石を拾うと警戒をしなければならない。


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パイプ草が好き

ホビット族は“ある草”の葉を燃やし、その煙を陶製又は木製の管を通して吸い込む、いわゆるパイプでの喫煙が好き。
この喫煙のことをホビット族は「芸」と呼ぶことも好む。
指輪物語』の世界では喫煙はホビット族のブリー村という場所が発祥であり、この地を行き来するドワーフ族や魔法使い、野伏、放浪者達の間で広まっていった。



ホビット族の政府

指輪物語』のその後ではアラゴルンが国王として治める新しい国に属することになるが、
それまではホビット族には「政府」と呼べるものが存在しない。
ホビット庄の中に東西南北で分けられた4つの区域があり、それぞれにいくつかの民有地があるのみ。
何か問題が起きれば各個で処理することになるが、
物惜しみもせず、貪らず、節度を守り、また元々争わない性格の為、大きな問題は起きない。

公務職はホビット庄の庄長のみで、祝祭日の宴会を主催するのがほぼ唯一の仕事。
一応は郵便局長と庄察長(警察長)を兼任している。

ホビット庄の公共事業

郵便局

ホビット庄にも郵便は必要で郵便局長は庄長が兼任しているが、働くのはほぼ郵便局員のみ。
それも広いホビット庄の中を行ったり来たりしなくてはならず、またホビット族はよく手紙を書くので大変。

庄察(警察)

東西南北の各区域に常勤の庄察が3人ずつ計12人と、ホビット庄の境にその時の必要に応じた人数の見張りがつく。
庄長が庄察長を兼任しているが、働くのは庄察官のみ。
制服はなく、帽子に羽根を刺しているだけが目印の為、他のホビット族と見分けは付かない。


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以上ここまで簡単に纏めてみました。
指輪物語』に登場するホビット族のことが少しでもわかってもらえたら幸いです。
ざっくりとしたイメージとしては、のんびりとしたマイペースな性格で、複雑な道具も使わず何世代も変わらない生活をしているようです。
温和なため争いも起こらず、いつもよく食べよく飲んで楽しく生きている印象です。
しかしいざと言うときは戦うことを選び、また弓矢が得意なことは意外でした。
投石は映画の中でもメリーやピピンが戦闘の中で使っていましたね。
ここまでのホビット族についての設定は特にストーリーに関連する項目でもないので飛ばしても気ならない方はスルーして問題はありませんが、
知って見てみるとまた違った楽しみ方があるかも知れません。

以上チェコログでした!