仕事がなかなか終わらない方必見!元マイクロソフト社の天才プログラマーが教える時間術!
自分は時間の使い方がめちゃくちゃ下手くそです。
特に苦手なのが先の時間を計算すること。
残っている作業を終わらせるのに必要な時間がすぐに割り出せず、最初の目算よりも遅れて終わらせることがしばしば。
いわゆるデキる人というのはこの時間についての計算も正確であったり、余裕を持って終わらせていたりしますよね。
俺もデキる人になりたい!!
と言うことで読んできました中島聡さんの『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』
本書にも書かれていますが、中島聡さんはマイクロソフト社在籍時に「右クリック」「ダブルクリック」「ドロップ&ドラッグ」と言う概念を作った方。
現在はソフトウェア会社「UIEvolution」を設立してCEOに就任されています。
めちゃくちゃ凄い方です。
本書である『 なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』
は2016年に文響社より出版されています。
著書には他に
『結局、人生はアウトプットで決まる』
『エンジニアとしての生き方』
があります。
本書は全6章に渡り、著者である中島聡さんの編み出した時間術を紹介し、実践方法が書かれています。
- なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
- 時間を制する者は、世界を制する
- 「ロケットスタート時間術」はこうして生み出された
- 今すぐ実践 ロケットスタート時間術
- ロケットスタート時間術を自分のものにする
- 時間を制する者は、人生を制する
中島聡さんが編み出した「ロケットスタート時間術」と、限られた時間を最大限に活かす方法が述べられていますが、
これがとにかくわかりやすい!
一見固っ苦しそうな本に最初は思っていましたが、比喩として漫画「ドラゴンボール」の主人公である孫悟空が使う必殺技の界王拳が使われており、しかも20倍界王拳を使う時と10倍界王拳にしておく時との理由なども書かれてあり、とてもわかりやすく内容が伝わってきました。
(界王拳がわからない方のために簡単に説明すると、自分の腕力や素早さが倍率に応じて倍増するが、反対に身体への負担も倍増する危険な技。作中で孫悟空は2倍界王拳から最高で20倍界王拳を使用する。)
仕事が予定通りに終わらないのはなぜ?
本書の中で紹介されている仕事が終わらない人の事例が二つあります。
- 締め切り間近にラストスパートをかける
- 完成間近に思い付きで仕様を追加する
中島聡さんはこのどちらも時間の使い方が下手であることが原因であると言われています。
かく言う僕自身も、完全に1つめのパターンです。
子どもの頃から夏休みの宿題はラストスパート。
大人になってからも仕事の進め方はまだ時間に余裕があると思ってゆっくり進めてしまい、最後になって焦る。
ラストスパートをかけて完璧に終われば良いですが、たいてい何か抜けてたり問題点が後から見つかったりします。
では仕事を納期までに終わらせるにはどうしたら良いのか。
その方法こそが、中島聡さんの編み出した
ロケットスタート時間術です。
ロケットスタート時間術とは
詳しくは本書をご覧になられたらわかりますが、簡単に言うと、
最初にめちゃくちゃ頑張る!
ここでわかりやすくドラゴンボールの界王拳や、マリオカートのスタートダッシュが例えとして出されています。
スタート直後に一気に加速して、界王拳でがんばる!
もちろん体調には気をつけてください。
本書の中で2:8の法則という話も出てきます。
最初の2割くらいの期間で、8割がた完成させてしまう!
完璧なものじゃなくていいんです。
けれど最初に頑張って大まかなプロトタイプを作り、残りの8割の期間で修正や改善を行う!
もちろん仕事内容や作業内容によっては全て細かいところまで当てはまらないパターンもあるかも知れませんが、時間の考え方としては共通して考えることができることもあると思います。
大事なことは、最初にスタートダッシュをかけて余裕を持たせることです。
自分も後になって焦ってしまい余裕がないが故に見落としていたり間違っていた経験が何度もあります。
余裕があれば途中で問題があっても締め切りまでに対処しやすくなります。
そして最初にある程度の形が作れていれば、残りを完成させるのに必要な時間も割り出せます。
そこで間に合いそうにないと思えば、上司や取引先に早めに相談することができます。
締め切り前日や当日に間に合いませんでしたと言ってしまうと、自分の周りの方々に迷惑がかかったり余計に仕事を増やしてしまいます。
最初にロケットスタートを切り、後は余裕をもってゆったりとすれば良いのです。
人生を豊かに
1日はどう足掻いても24時間です。
もしあなたが何かやりたいことや目指すものがあったとしても、なかなか時間を確保できないこともあるかも知れません。
だからこそやりたくない事やめんどくさい事はロケットスタートで早いうちに終わらせて、好きなことに打ち込める時間を作ってしまえば良い。
やりたいことが思い浮かばない人は、自分を見つめ直したりやったことのない事にチャレンジしてみたりする時間にすれば良い。
仕事の内容以外にも、ロケットスタート時間術が活用できる場面はあります。
時間に支配されるのではなく、時間を支配してやるのです。
今や世の中は副業が当たり前になり、今後は二極化が進むとも言われ、やりたいことも沢山あります。
今よりももっと人生を豊かにするためにも、時間を上手に使えるようになる必要があります。
その為の方法や、人生についてのアドバイスをくれた1冊でした。