チェコログ

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才能を活かしお金持ちになる方法

こんにちはチェコログです。

先日『夢をかなえるゾウ』を読んでみたところシリーズ化されていることを知り、
続けざまに『夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神』を読みました。
今回のテーマは“お金と才能”について。

『夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神』著:水野敬也

著者の水野敬也さんは1976年生まれの小説家。
『夢をかなえるゾウ2』は2012年に飛鳥新社より出版。
著書には他に『夢をかなえるゾウ4』や『顔ニモマケズ』や『仕事のストレスが笑いに変わる!サラリーマン大喜利』など多数。


相変わらずテンポの良い小説で、サクサクと読んでしましました。
前回は課題を出してくるのはガネーシャのみでしたが、『夢をかなえるゾウ2』はガネーシャ貧乏神の幸子さん、釈迦の3人(3神?)が課題を出してくれます。

建築家となった前作の主人公がチラッと登場したり、
今作の主人公である売れないお笑い芸人「西野勤太郎」と貧乏神の「幸子さん」との恋のストーリーも……


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“お金と才能”

夢を叶えることを目指したとき、才能がなくなかなか上手くいかないとどうかるか。
その事に人生の時間を無駄に費やし、お金もなくなり、立ち止まった時には取り返しがつかなくなって後悔している。
だが果たしてそうでしょうか?
夢を追って失敗することは不幸なのか。
夢なんて追わない方が良いのか。
その答えを課題と共に明らかになっていきます。

才能がないのは強み!

自分には才能がないと思うととても不安になる。
その不安から人に意見を求めて試行錯誤していくことで最初には思いもよらなかった成長を遂げる。
でもほとんどの人が他人の意見を聞かない理由は“直すのが面倒くさい”から。
そうではなく、聞く耳を持つこと。
それが成長する為の秘訣。
直せることを自分の強みにする。

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貧乏の種類

ドリーム貧乏
大きな夢を持っているが、その夢に捉われすぎて人を喜ばせることが出来ていないイタい人。

ガネーシャ貧乏
目の前にある誘惑に勝つことができず、お金があればすぐに使い、嫌なことからはすぐに逃げてしまう人。

お駄賃貧乏
子どもの頃の「お使いに行ったらお駄賃をあげる」「宿題をしたらお駄賃をあげる」という形でお金をもらっていた事から、“嫌なことをした対価でお金をもらう”という価値観になっている人。
対価の範囲帯でしか仕事をせず、その中でいかに楽をするか考えている人。


そうならない為の方法

人を喜ばせる

お金は嫌なことをしてもらうのではなく、人を喜ばせてもらうものだと考え方を変える。
人を喜ばせるという感覚がなかなかわからないかも知れないけれど、そういう時は人にプレゼントを送ってみる。
プレゼントで相手を喜ばせることをすれば、人を喜ばせることの楽しさを経験することができる。
もう一つ、人が気づいていない長所を褒めることでも相手を喜ばせることができる。
さらには、お店に行った際にも「お金を払っているからサービスを受けて当たり前」と思うのではなく、店員さんに対して「ありがとう」を言うことで店員さんを喜ばせることもできます。

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困っている時こそ人を助ける

しかしお金や時間や余裕がないときに人を助けようとはなかなか思えない。
ということは、お金は人を喜ばせてもらえるものなのだとしたら貧乏人はずっと貧乏のままという事になってしまう。
けれど、
人に対する言葉や行動は、自分に対する言葉や行動でもある。
人の良いところを見つける、人の不安を消す、ということを行うことで、自分の良いところを見つけて、自分の不安を消すことができる。
人が困っていることを助けることで、自分が困っているという感情から抜け出すことができ、当たり前のように人を喜ばせることができるようになる。

「いい人」にならない

人を喜ばせる、人に与える、ということを突き詰めれば、それはお金も一切受け取らずボランティアで全て行うという事になってしまう。
そうではなく、他人に与えるばかりではなく他人から受け取ることも必要。
他人から嫌われない「いい人」になるのではなく、自分の望みも口に出すこと。
時には相手の欲求とぶつかり、「いい人」ではいられなくなるかも知れないけれど、
けれど、ぶつかってお互いに喜びを得る道を探すことが成功の秘訣。
何かを得る為には何かを手放す必要がある。
「いい人」でいたいという気持ちを手放すこと。

大事のはたくさんの人を喜ばせること

有名になることは成功ではない。
多くの人に知られ、多くの人に見られるとは、多くの人に採点をされるということ。
人前でやったことが失望されることであれば、悪い評価が多くの人に知れ渡る。
人前でやったことが評価されることであれば、良い評価が多くの人に知れ渡る。
だから大事なことは多くの人に見られることではなく、多くの人に喜んでもらうこと。

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お金持ちになっても忘れてはいけないこと

素敵な服、美味しい料理、優雅な部屋、豪華な旅行…
すべてのお金で買える喜びは、他人が作ったもの。
どんなに辛い状況でも、それを楽しもうとすれば人はそこに喜びを作り出すことができる。
お金がなくても人は幸せになれる。
日々の中に楽しさを見出すことにも価値はある。

ガネーシャ最後の教え

ここまで読めば、多くの人を喜ばすことが成功と思ってしまうが、たった一人の人を喜ばせることも成功と最後に教えてくれる。
まずは目の前の身近な人を喜ばせることから始めるのが良いのかも知れない。
人を喜ばせることで自分にとっても喜びになるという経験を積んでいくことが大事なこと。

お金がなくて余裕がないと人に与えることなんて考えないけれど、
それだと自分がどんどん貧乏に近づいていくのかも知れない。

他人と一緒に自分も喜ぶ。
それってとても裕福な幸せなのかも知れません。